始めて2日目の初心者がボルダリングを語る

ボルダリングに行ってきました。

人生で二度目です。

1回目は先月に友達と新宿のジムに行きました。今日は、一人で地元の(と言っても車で30分余りの)ジムに行ってきた。今のところ、前腕の筋肉痛が一番大きく、体幹部に疲労感がある。いい感じです。正しいことかはわかりませんが、運動したぜ〜という感じはいいです。

 

私はめちゃくちゃ初心者で、グレードで言ったら下から3番目くらいのレベルしかスムーズにこなせないくらいなんですが、ボルダリング、楽しいです。

以下、ほぼ文化系部活出身で超絶初心者の私が楽しいなと思ったところを挙げます。

 

◎急かされない。

個人競技なので、チームメイトに合わせたり気を遣ったりしなくていい。自分の好きなだけ休憩も取れる。一人で来たら好きなだけジムに要られる。自分の集中や気分が基本的に他人によって乱される心配がない。

 

◎自分のレベルに合ったコースがある。

ボルダリングをやる前は、「なんかすげ〜筋力ある人たちがヒョイひょいって登ってそう…私にもできるのだろうか」というイメージでした。でも実際は、難易度別のコースが用意されているので、自分に合ったものに挑戦できます。だから、「お、この級は意外と余裕だった!」って思えたら自信がつくし、何度か挑戦してやっとゴールできたら達成感を得られるし、なかなかクリアできないものには闘志が湧きます。日常生活で闘志を湧かせることはあまり無いのでエキサイトします。

 

◎頭を使う。

意外と頭を使います。ヒョイヒョイ登れる人たちって本能でやってると思ってたんですが違うみたいです。オブザベーションという用語があって、これはスタートする前に、自分が登ろうとしているコースを確認し、どの出っ張り(ホールドというらしいです、ややこしく無いですか?出っ張りってホールド“される”方じゃんね、英語弱者なんでよくわかりません!)をどっちの、手、足で掴んでどう使ってゴールまでいこうか考える作業のことらしいです。何も考えずに登り始めるとわかんなくなります。それで失敗したら、貴重な筋肉の体力(筋肉の体力?)をいたずらに消費しただけになってしまう。

あと、なかなか成功しないってなった時に、今の自分の体の使い方とかを振り返って、じゃあ他にどんなこと使い方ができるのかとか、あのホールドをおう使おうとか考えるのが、すごく頭を動かしてる〜〜!って気分になれます。演劇の稽古みたいだなと思います。

でも私はとても初心者なので、考えようにも明確な答えが出ません。経験も筋力もほぼ無いから、そもそも頭で考えようが無いんだと思います。モヤモヤしてるなりになるべく考えつつも、とりあえず挑戦してみようと思います。

 

◎全部目に見える

どういうことかというと、すごく当たり前のことなんですけど、コースには必ずゴールがあります。で、基本的にそのホールドを両手で掴んだ時点でゴールとなります。これってすごく単純明快なルールじゃ無いですか?両手で掴めた!→成功! 両手で掴めなかった!→残念!ってこれほどわかりやすいルールのスポーツあります?あるかもしれないけど!すごくわかりやすい。

ゴールに至るまでのホールド、つまり自分が今から挑むべき課題も、目の前に存在します。目に見えないホールドなんて無いので。

また、登っている時に足やホールドを確認したくて下を見る時があるのですが、(特に90度未満の傾斜があるところだと、下の壁がよく見えるのでなおさら)結構な高さを感じてしまってうっすら恐怖を感じる時があります。落ちたら怖いと思うんです。

私は脳みその性質上、日常生活で漠然とした原因不明の恐怖を感じることがままあります。調子が悪い時は電車に乗っていても「脱線事故になったらどうしよう…」とか確率がほぼゼロに近いことでも考えてしまう。

けれど、ボルダリングで感じる怖さは、理由が目の前にある。壁とマット。しかも私は初心者コースなのでよほど無理をしない限り「意図せず落ちる」みたいなことは無い。

ボルダリング、全部目の前に現れるじゃん!と感動しました。これは演劇と違うかもしれない。感情とかは考えないので。

 

◎上手い人が美しい

発見でした。上手いなと感じる人たちは体の運びがしなやかで、ダンサーのような体の使い方をします。筋肉のつき方も、動きも美しさがあります。

黙々と自分の課題に挑戦している姿ってそれだけで美しいですが!

 

 

以上、ボルダリング歴2日の私が感じたボルダリングのいいところでした!

ボルダリング興味ある人一緒に行きましょう。